東京・西新宿に、日本一の超高層ビル構想


 東京・西新宿に日本一の超高層ビルが、2010年の完成をめざし、構想されている。「西新宿三丁目西

地区市街地再開発準備組合」は6月21日、同地区再開発事業の検討案を発表した。構想では、都市再

生特別地区の指定を受けた上で、業務・住宅・商業の各機能が一体となった日本一の超高層ビルを核と

する4棟、総延べ床面積・約84万平方メートルにのぼる超高層ビル群を建設する。その核となる業務棟は

高さ約338メートルで、完成すれば、横浜のランドマークタワー・296mを抜き、日本一の高さで、日本初

の300m級の超高層ビルになる。同準備組合は、2004年度末の都市再生特区の指定を目指し、東京都

など関係機関と協議を進める。総事業費は約2800億円を見込んでいる。

 計画地は、新宿区西新宿3・区域面積は約8万5740平方メートルで、東側に新宿パークタワーが、西側

に東京オペラシティが隣接している。

 検討案によると、東側に高さ約338メートル・77階建ての超高層業務棟1棟を建設し、北側と南側に高さ

約245メートル・66階建ての超高層住宅棟をそれぞれ1棟、西側に高さ約190メートル・50階建て超高

層住宅棟を1棟建設する。低層部には、商業施設や文化施設、アメニティ施設、駐車場、広場などを整備す

る。

 全体の延べ床面積は83万8000平方メートルで、今年4月にグランドオープンした六本木ヒルズを上回

る規模で、単独では日本最大級の開発計画となる。

 開発に併せて、道路を拡幅するとともに、新宿駅とつながる地下通路を整備し、加えて、京王新線・新宿

〜初台駅間に新駅を設置するなど、課題の多い構想ではあるが、都市計画を具体化させていく段階で、京

王電鉄と協議を行っていくという。

 現段階のスケジュールによると、2004年度末に、都市計画決定を得て、2005年度に再開発組合を

設立し、、同年度末に認可取得を目指す。その後は、2007年度の早い時期での着工、2010年度の主

要部の竣工を計画している。

 構想どおり完成すると、現在の世界ランキングでは、16位となる。世界では、400m級の超高層ビルが

5棟、完成しており、500m級の超高層ビルも建設・計画が相次ぎ、依然、最前線の世界の超高層ビルと

の高さの差は大きく、約200mある。

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