都市の雑学と超高層ビル、特集3・名古屋への批評

(名古屋在住の読者・投稿から抜粋)


 
(HP本文)
そしてその頃から、東京や大阪・京都に対して強烈な対抗意識を燃やし、対等に渡り合いたいという欲望を抱きながら現在に.至っている。ある意味で名古屋は、東西という日本人の意識から取り残されたといえるかもしれない。

(批評)
名古屋は東京、大阪のように栄えておらず、また京都のような古都でもないので、これらの都市に対抗意識を燃やすことはありません。むしろ、東京や大阪がどのような状況であってもマイペースを守り続けている都市だと思います。

名古屋は東京はもちろん大阪とも比較にならないくらい、国の支援がなかったので、民間も自分達をあてにするしかありませんでした。そのため、元来の堅実な土地柄もあいまって、慎重な経営をする企業が多くなったようです。
また、80年代の円高不況時に輸出産業が既に盛んだった名古屋圏の企業はどこも苦しんでいます。その際に、いわゆるリストラを経験しています(雇用は守っていますが)。また、自動車産業など内向きどころか早くから世界に打って出ていた産業が主ですので、ずっと厳しい競争に晒されてきました。
このような背景もあり、名古屋はバブルにも踊らず、結果的にバブル崩壊後のダメージを少なくすることができました。名古屋は東京や大阪になれないことは分かっていますので、対等に渡り合いたいなどという発想はありません(最近の報道も明らかに外のマスコミが煽ってるだけです)。ましてや古都であり日本の象徴でもある京都は比較する相手ではないというのが多くの名古屋人が自然に感じていることだと思います。

(HP本文)
名古屋は典型的な内者市場である。「今後とも名古屋に住み続けたい」という割合が約9割にのぼる。東京と大阪の人に、「住みたくない都市はどこか」とたずねると、名古屋と答えるが多い。

(批評)
東京や大阪の人間に、今後とも東京(大阪に)に住み続けたいか?」と聞けば同じような割合で答えが返ってくるのではないでしょうか。
名古屋だけなぜそのようにとりわけ強調する必要があるのでしょうか。日本全国の人間が東京や大阪を目指さなければならない必要はないと思います。


(HP本文)
また強力な地域共同体をつくり上げていて、そこへはよそ者を入れないという土地柄である。就職する場合も縁故採用もするため、ますますよそ者は入りにくい。

(批評)

これは違います。地域共同体というのが何を指すのか分かりませんが、外から来る人も歓迎しますし、実際は
余所の地域から名古屋に来てる人は多いです。名古屋に住まないと分からないかもしれませんが。そういうイメージがあるのは実に不思議だと思っています。それに縁故採用などというのは、一昔前はどこでもありましたよね。今はこの地方でも当然減っています。

(HP本文)
名古屋はご当地ソングのない街でもある。東京の粋・京都の雅・大阪の情など、その土地の文化をひきずっているのが流行歌である。東京では、東京・銀座・六本木・新宿、京都では、京都・祇園・大原・河原町・先斗町、大阪では、大阪・御堂筋・新地(キタ)・宗右衛門町(ミナミ)などの歌詞が多く曲に使われているが、名古屋だと思いつかない。文化という形のないものに価値を見出すのが苦手のようだ。文化不毛の地といわれても仕方がなく、説によれば、題名に「名古屋」とつく歌謡曲は絶対にヒットしないジンクスがあるという。

(批評)
これについては大きく反論したいです。この地方も古い歴史があり世界にだって誇れる文化があります。草薙の剣が祀られている熱田神宮などヤマトタケルノミコトにまつわる旧跡や神話がありますし、源頼朝の出生地でもあります。
また、戦国時代を彩った多くの武将が名古屋やその周辺で生まれておりそれにまつわる施設や古戦場がいくつかあります。また、からくり人形や焼き物など、今の自動車産業、セラミックス産業や工作機械産業につながる多くの伝統芸能が残されており、決して派手ではありませんが、地元の人達が誇れるような文化を育んできました。
ただ、それを観光に利用していないだけです。知名度が低いのはこの地方の人間が人前に出てPRするのを良しとしない人が多いからです。もっとも最近は外向けの施設も充実し始めてはいますが(徳川美術館、徳川園、産業技術記念館、ノリタケの森、トヨタ博物館等)また、江戸時代は芸どころ名古屋と呼ばれていたようです。これは江戸にも上方の両方に近く、両方の芸に精通しているため目が肥えていることから、言われるようになったようです。

そもそもご当地ソングがないと文化ないという論理は少し強引すぎる気がしないでもないですが・・・

(HP本文)
名古屋人の典型的な気質は、行動を起こす前に必ず石橋をたたき、そのうえ誰かが渡らないと自分からは動かない。会議などでも、名古屋人が最初に発言することはあっても、可もなく不可もない意見に終始するのこと

>が多い。地元の学生に名古屋の印象をたずねると「保守的で新しいものを取り入れるのにきわめて慎重」というのが大方の意見である。このことが、東京・大阪に比べ、超高層ビルの建設が遅れている要因でもあろうか。

(批評)
これは大部分はそのとおりだと思います。しかし、名古屋人の中にも抜きん出た人はいます。可もなく、不可もなくというだけでは新しいことは何も出来ませんからね。


(HP本文)
最近は改善されたが、新しいファッションは東京・大阪から九州に行って、その帰りに名古屋に寄る。
名古屋で流行したら、東京・大阪ではすでに廃れているという。

(批評)
名古屋嬢なるファッションもあるようですが、要は名古屋は流行を追いかけない土地柄なんですよ。行列とか嫌う人が多いし、流行を冷めた目で見る人は多いように思います。


(HP本文)
名古屋は大都市でありながら、新製品のテスト・マーケティングが行なわれたケースは皆無である。先発参入メーカーが絶対優位なエリアだからである。名古屋でトップメーカーが凋落したなどというケースはなく、トップ企業安泰の地といえる。
新製品の浸透率は都市にありながらそのスピードは遅く、需要変化はなかなか起きない。競争企業で下位のメーカーにこの地で逆転劇が起きることはまずないのである。

(批評)
東京・大阪・名古屋のどこでも同じだと思いますが。例えば東京に進出して三越を脅かすような他地方の百貨店があるでしょうか?近鉄を脅かす新規の私鉄が参入するということが考えられるのでしょうか?

なぜ名古屋だけそう言われるのか。これは恐らく他地方と異なり、名古屋だけが東京・大阪資本の企業を必要としなかったからではないでしょうか。名古屋圏の企業は限られたパイしかないなかで相当な競争を勝ち残ってきたところばかりなので、どこも競争力があります。
仮に進出しても、費用に見合わないサービスだと判断されれば誰も相手しなくなります。それで上手くいかないのを名古屋を閉鎖的だと非難することで責任転嫁してるようにしか思えません。最近は、他地域の競争で勝ち残った企業(=実力のある企業)の名古屋への進出が相次いでいますが、どこも好調です(高島屋、ビックカメラ、成城石井、セブンイレブン等)。
これについて地元の人間は、特定の企業に偏っていた一昔前より変化が激しくなっているため、歓迎してる人のほうが多いです。閉鎖的とか内向きとかいうのは明らかな誤解だと思います。
 

(HP本文)
名古屋では、単身赴任者は相手にしてくれない。夫婦そろって名古屋に骨を埋めるという心意気がないとダメであるらしい。しかも奥さんが地域サークルなどに加入しないと商売はうまくゆかない。また他県からの転勤者で、社宅や借家に住む人には周辺の商店は貸し売りをしない。家を持たない人間は信用できないという土地柄である。ただし一流会社に勤務している人はその限りでない。

(批評)
これは、ありえません。名古屋に対して誤解があるように思います。
そこまでつまらない人間ばかりじゃないですよ。


(HP本文)
また、現実には名古屋は東京に次ぐ単身赴任の街である。人□比では名古屋がトップで、単身赴任したくないが、妻や子どもが一緒にきてくれないという事情があるのかもしれない。このようなきまざまな要因から、名古屋に永住を希望する他県人は少なく、名古屋体験者の大半は二度と名古屋に転勤したくないというのが本音である。しかし名古屋に同化する気持ちと行動を示せば、親切な街でもある。
 

(批評)
同化する気持ちがあろうとなかろうと人には親切に接するよう、日本人なら躾られていると思います。
そうではないのでしょうか?


(HP本文)
娘を嫁がせるとき、先祖代々の墓を偵察し、先祖を大事にしているかどうかをチェックする風土が残っている

(批評)
残っていません。


(HP本文)
昔は、結婚式となると・家具一式を数台の車に積んで町を、パレードしたという。「荷出し」と呼ぶガラス張りの嫁入道具トックが町をはしり、花嫁は・豪華な専用車に乗って嫁ぐ。新夫からの結納金が50万円の場合、その10倍である500万円分をそろえるといわれる。日頃、質素倹約に励んできたから、結婚式では、このときとばかりと見栄を張る。

(批評)
昔の話なのでよく分かりませんが、伝統に対して見栄という表現が適当とは思えないのですが。それにいくら昔でも冠婚葬祭でパレードなどというのは聞いたことはないです。いずれにせよ、古い話だと思います。
 


(HP本文)
マンションは家と思わず・庭付きの1戸建てに車がセットされていないと認められない。

(批評)
名古屋でも都心はマンションばかりですし、名古屋の人間だって普通に住んでいます。一戸建てじゃないと認められないなんてことはありえないです。いつのどこの話なのか全く分かりません。
 

(HP本文)
東京や大阪の話を例にするのはきわめて難しい。話をわかりやすくするために東京や大阪の事例を持ち出したいが、よく考えてやらないと効果がなくなる場合が多い。東京弁や大阪弁は、印象が悪く、標準語で話した方が良い。

(批評)
別に東京や大阪を例えて話していただいても問題ないですし、東京弁や大阪弁の印象が悪いなどとは思っていない人がほとんどだと思います。


以上

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