下図の3D都市景観を見るとアメリカの超高層ビル群の迫力の凄さがわかる。例えば、東京の新宿の超高層ビル群は、アメリカの地方都市、
シアトル・ダラスなどにも劣っている。超高層ビル群による都市の魅力・迫力を得るには、その超高層ビルが高く、高密度に林立していること
が不可欠であることがわかる。
ニューヨーク・シカゴなどの超高層ビル群による都市景観は、東京との格の違いを見せつけている。
例えば、東京は2005年現在、100m以上の超高層ビルが約250棟あるが、超高層ビルが集中している場所は、新宿・汐留・品川
ぐらいで、しかも集中しているビル数も少なく、全体に分散している。さらに250m以上の超高層ビルがなく、120m以下の超高層ビルが
多く占め、世界的なスカイラインが形成されていない。
一方、シカゴは約250棟の超高層ビルが集中して林立し、そのビル群のなかに、400m以上の超高層ビルが1棟、300m以上の超高層
ビルが3棟、250m以上の超高層ビルが10棟あり、東京とは格が違うのである。また、2009年には600mの超高層ビルが1棟、400mの超高
層ビルが2棟、300mの超高層ビルが5棟、300m〜600m級の超高層ビルが8棟となり、シカゴは、高い超高層ビルが密集する世界最大級の
地域となる。
いまだに、マスコミは日本の象徴として、東京・新宿の超高層ビル群を背景に写しているが、世界的にはありふれた都市景観で、象徴性がないこと
を、そろそろ理解してもいいのではないか。
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